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永久脱毛にはアメリカ式と日本式がある??

継続教育セミナー 2024

シンシアリーの脱毛士が取得している、美容電気脱毛(ニードル脱毛)の国際ライセンス「C.P.E」を更新するために必要な継続教育セミナーが今年も9/3、4で開催されました。

日本の美容電気脱毛は最大手サロンTBCが良く知られていますが、個人サロンも増えています。
今回のセミナーはこの分野の関連団体のひとつ「一般社団法人 日本スキンエステティック協会」が主催のセミナーで全国の脱毛士を対象にしたものです。

《美容電気脱毛の専門資格》

①AEA(米国電気脱毛協会)が認定する CPE(認定電気脱毛士:Certified Professional Electrologist)

②一般社団法人日本エステティック業協会が認定する認定美容電気脱毛技術者

このどちらかを取得することが推奨されており、取得した脱毛士は協会から脱毛機を販売してもらうことが可能です。

しかしながら美容電気脱毛の需要が高まっているにも関わらず、①の国際ライセンス取得者は残念ながら減っているそうです。
私が取得した25年くらい前は確か1000人以上だったような。講義の中でお話があったのですが2024年現在は213人だそう😦❗❗
そしてその中で実際に営業してる人は何人いるのだろうか・・

以前は日本語で受験できましたが、今は試験がオンラインで英語になったり2年に一回になったりで敷居が高くなったようです。なので、最近の脱毛士の方は②の国内の認定資格の方を取得するようです。

資格を取得すれば大手サロンで使用していた国産の中古脱毛機が購入出来ますし、毛穴に挿入するプローブなどの備品も入手できるので本当に有難いことに安定的に営業が可能になりました。
一時期(2000年~10年くらい)に美容電気脱毛が下火になった時期に代理店が撤退、脱毛機や備品が手に入らなくなってしまい全国の脱毛士が困っていました💦
その声に協会が応えてくださったのです。本当に有難いことです🙏

それ以降、かなり高周波法のサロンが増えました。
ただ、、アメリカとはマシンもプローブも違うので「大手サロン式」というか「日本式」みたいになってきています😥

海外の最新脱毛機が簡単に入手出来ない状況なので、仕方ないのですが・・

海外では美容電気脱毛は個人で開業するスモールビジネスですが、日本では協会の理事にも大手サロンの社長や役員の方々が名を連ねていますし、ますます大手サロン主導の業界になっていくのかもしれませんね。

スーパーフラッシュ法含め、高周波法は別に新しい技術ではない。

高周波法、それ自体に関しては日本では最近広まっているので新しい技術のように思われがちですが違います。美容電気脱毛の歴史を見るとむしろブレンド法より前に開発されていて1920年の終わり頃から盛んでした。その後にブレンド法が開発されています。

日本では1980年代ブレンド法が盛んで、大手サロンを始めまだどこのサロンもブレンド法だった頃に高周波法専門のサロンが存在しました。2005年に突然倒産するまで千葉や東京に店舗展開していた⚡伝説⚡のサロンです。
そこのスタッフの方達の技術も本当に素晴らしいものでしたが、その当時レーザー脱毛や光脱毛の登場で美容電気脱毛のお客様が激減、他にも中堅サロンはいくつも消えていってしまいました。

そして近年、また美容電気脱毛(ニードル脱毛)の需要が高まり、高周波法がというより脱毛機が進化してきました😊

今回の講義の中でもお話がありましたが、アメリカでも以前は「東海岸は高周波、西海岸はブレンド法が主流」でしたが現在は「アメリカ全土で高周波法」が主流だそうです。

これはアメリカの脱毛士から聞いた話ですが、スクールでも「ブレンド法」はもう教えていないそうです。黒人の縮毛などは「ブレンド法」が適していると言われていて、カリフォルニア州でも「高周波法」「ブレンド法」の両方で試験をしていましたが、現在はそのような毛も「高周波法」で処理できるほどマシンが進化しているからだそうです💡

こうして日本もようやく「高周波法」が広まりつつあるのですが(と言っても東京だけ・・)、何しろ日本のマシンとプローブを使用した「日本式」の高周波法と、「アメリカ、カナダの高周波法」は少し違うのです。

※ちなみにシンシアリーでは両方の施術が可能です。

アメリカ、カナダでは日本より早く高周波法が主流になっていて、高周波法に特化したマシンの開発も1989年頃から始まりました。

2005年に発売されたカナダ製の機種ではそれまでの13.56MHzから27MHzを実現し、それまでの2倍の速さで組織が凝固され、高出力でありながらより痛みが少なくなっています。(日本のマシンは13.56MHz)

そして最新機種では高周波法6パターン、ブレンド法4パターンのモードがあり、少し専門的になりますが、それぞれのモードで「パルス、熱の広がり方」が違います。脱毛士は毛によって使い分けます。

そのマシンで使用するプローブ(毛穴に挿入する細いパーツ)も日本の物とは違います。
特に、皮膚表面にダメージを与えないための絶縁コーティング部分の長さが全然違いますので、必然的にテクニックも違ってきます。

わかりやすく言うと「ターゲットである毛乳頭とバルジの両方に対し、より確実な永久脱毛にするために強いエネルギーを発生させるけど、まさかの痛みが少なくカサブタにもならない🙌」を実現できるマシンとプローブなのです😤

日本からは様々な事情で簡単に購入出来ず😓、こうやって書いていても本当にワクワクするような機能と性能💖簡単に入手できる国の人が羨ましい・・と思います。
実は私はこのマシンを開発、販売している会社の講師資格を10年前にアメリカで取得していますので、シンシアリーではそのルートで入手しています。

でもそれは決して簡単なことでは無かったですし、今も故障・修理のリスクや円安などで大げさでなく常に私の人生の大きなストレスでもあります💦
それでもどうにかして世界中の脱毛士が使っている最新機種を使いたいのです。

今回のセミナーでも脱毛機のお話が出たので、ふと思い立って以前使用していた脱毛機を出してみました。
7種類、10台ありました・・・現在では全く使用していないマシンもありますが、かつての相棒ですのでなかなか廃棄する勇気がありません😹😹

もちろん、国内の脱毛機も使用していますので、シンシアリーの脱毛士はマシンを選び放題です😁
技法も「ブレンド法」、「高周波法(の中のスーパーフラッシュ法)」、どちらもお受けしております。

では、結局は何が、どの技法が良いのか?

なんだかんだと脱毛機オタクのような事を書きましたが、マシンがどれであろうと、高周波法であろうとブレンド法であろうと一番重要なのはやはり「脱毛士の技術力」です✨✨
いくら良いマシンを入手しても使いこなせる技術が無ければ意味がありません。

そのためには脱毛士はまずはマニュアル通りに習得したら、今度はオリジナルの方法を追求する必要があると思っています。

そもそも脱毛士それぞれのやり方があって良いのがこの道なので、極端に言えばどのマシンを使おうとも毛穴が永久脱毛になればやり方は自由で良いのです。大昔、私が新人だった頃は先輩の技術がもっと個性的だったな~。

毛穴の中でプローブを動かしたりする人もいたし、マニュアル通りではない設定で秒数を勝手に縮めたり、、どうしたら効率良く、痛みが少なく、皮膚に負担をかけず永久脱毛にするか・・情報が少ない中で模索していたように思います。

でもそれは、自己流になってしまって効果やスピードが落ちてしまってはいけませんので、シンシアリーでは脱毛士がお互いにチェックしたり勉強会や意見交換などをしています。
もっと言うと、シンシアリーは「誰かが誰かを雇っている」サロンではありません。
国際ライセンス取得のそれぞれ自立したベテランの脱毛士が集まって運営しています。
なので「店長」とかいません😆😆😆 完全予約制、担当制です。

このようなスタイルなので、脱毛士それぞれの事情や状況で予約受付をお休みすることもございますが、どうかご理解いただけるお客様との良いご縁がありますように🙏、と思っています。
最近は出張施術もしていますので、このスタイルもまだまだ進化するかもしれません🌈✨

脱毛士一同、まだまだ精進してムダ毛でお悩みの方のお力になりたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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